役員挨拶


この度、日本全国の仲人の交流を促進する「日本仲人の会」の代表を務めさせていただくことになりました加藤幾子と申します。私は、35才で結婚相手紹介業会に入り、30年以上に渡りこの業界を見守って参りました。私の仲人人生の始まりは、現在の大手結婚相談所の黎明期に、カウンセラーとして入社したことです。当時は、データマッチングという「条件に合う相手をデータから自動的にご紹介する方法」が流行り始めた時代です。これまで仲人が経験に基づいて手作りの紹介を行っておりましたが、時代の変化と共に、ネット上で行われるようになりました。アナログがデジタル化した初期の頃です。仕組みがデジタル化することで、出会いからご成婚までの時間がとても長引き、同時に成婚率の減少も起こりました。こうして、時代の変化の渦中を経験したことで、「仲人の手に掛かるほど、ご成婚率は高まる」という事に確信を得るに至りました。そのことで、ご成婚が出にくくなったと感じるようになり、ご入会者を増やすことにばかり力を注ぐ大手結婚相談所で、トップカウンセラーとして走り続けることに疑問を拭えなくなりました。
そこで、仲人としての実力に一定の自信を得て、この業界に初めて足を踏み入れてから10年後に、独立する決意を致しました。独立し、一人の仲人として、ご成婚に力を注ぐことができるようになると、ますますご成婚が増え、それと同時に多くのご入会も頂き、一時は数百人の会員様を一人で預かることとなり、愛する家族にも手伝ってもらいながら、会員様のご成婚のため尽くして参りました。時を経るごとに数多くのご成婚にも恵まれ、嬉しさをかみしめる度に、仲人と言う仕事にのめり込む結果となりました。
この道は、悩みが多ければ多い程、仲人力は上がり、経験を積めば積むほど、御成婚は多く出せるようになります。積み重ねる程、人間が本来求める愛の形が分かるようになり、出会う男女の呼吸を読めるようになり、離婚のない結婚を導けるようになります。人生経験こそが大切な世界です。
私たちは、「ご縁が紡がれる」という目に見えない力の領域の「入口」までご案内する役目を頂いています。仲人業のプロとして、ご成婚までの道のりを「すっきりと」「早く」「晴れやかに」お導きして参りましょう。昔ながらの仲人文化の継承に少しでも貢献することで、この会の存在が、日本の人口減少を食い止める下支えになることを願っております。
仲人は、日本の伝統と格式の文化です。仲人と言う黒子役が、ご結婚に導き、家族の安泰になるまでを見届ける仲人がいればこその日本で有りました。
日本仲人の会は一般社団法人とし、心温かい日本中の仲人達の集う会として、更なる発展を歩んでおります。人々を幸せな結婚へと導き、更に日本の未来に貢献していく所存です。